虹の向こうに♪/しまなみ海道100kmウルトラ遠足(2)

 さて、昨夜はスタートした途端に終わってしまってすみませんでした。「第13回しまなみ海道100kmウルトラ遠足」の完走レポートを早速始めます。

 2013年6月1日土曜日朝5時に福山城をスタート。

 スタート地点はヘンリーさんの情報通り、幅3mほどの横断幕がしいて言えばスタートのゲートでしょうか。この間をくぐって、すぐに城の石畳の階段を下りて一般道に出ていきます。
 ヘンリーさんは勝手知ったる我が道、とばかりにするするっと前へ出ていきます。こりゃ速すぎる!と思いましたが、とりあえずここはヘンリーさんを追走。しばらくいって市街地の信号待ちで追いつきました。ヘンリーさんは信号待ち以外すごいペースで突っ走って行きます。たぶんキロ4:30くらい?なんでそんなに飛ばすのかと思ったら、どうやら信号待ちのロスタイムを避けるために前方の信号のタイミングを計りながら急いだりペースを緩めたりしているようです。
 僕は、そうペースを上げたり緩めたりしていると逆にエネルギー(グリコーゲン)の消費を早めてしまうような気がしたので、ある程度一定のペースで走るように心がけていました。するといつの間にか僕の方がヘンリーさんより前に出ていました。
 コースは国道2号やその脇を並行して走る旧道のような道を中心に、福山から尾道へ一路西へ進みます。まあその内ヘンリーさんが追いついてくるだろうと予測しつつ、キロ5:00〜5:15くらいのペースを心がけます。


 5kmを過ぎるとトンネルをいくつか通り抜けます。信号待ちで一緒になったグループが話しているのを聞いていると、どうやらサブ10を目指しているとか。「こんな人たちに着いていたら後半大変なことになりそうだ」と思いつつ、このあたりは確か下り基調で、楽に走っていてもなんだかペースが上昇気味。ガーミン405でペースをチェックすると下りとはいえ4:35くらいまでペースが上がっています。

 そんなこんなで、そろそろ尾道。いよいよしまなみ海道が近づいているようです。道路標識にも「しまなみ海道」の文字が見られるようになってきました。



 この大会の特徴のひとつにエイドの充実があるのではないでしょうか。ほぼ5kmごとにエイドが設置されています。このあたりでは朝の5時台6時台にもかかわらず、しっかりとエイドが運営されていて、ありがたい限りです。

●10km  51:44(5:10/km)
●20km  48:13(4:49/km) total 1:37:57


 さて、尾道からいよいよしまなみ海道へ。楽しみにしていたオーシャンビューはどんな風に目に映るのでしょうか?

 まずは、最初の橋「尾道大橋」を渡って向島(むかいじま)へ渡ります。ヘンリーさんから事前に聞いてはいましたが、橋はすべて一般道より数十メートル高いところにあり、橋までは長い階段かクネクネ道を上って行かなければなりません。ここは階段でした。ちょっと萩往還を思い出しながら、無理せず歩いて上りました。



 写真のように、尾道大橋は歩道が狭い上、橋を吊る太いワイヤー(?)を歩道に固定しているため、危ないし走りにくくてしょうがありません。


 でも景色はこんな感じ。海・空・島・田舎町・鉄道。天気が良ければ最高の景観ですね。

 さて、走りにくいしサブ10グループとは離れてしまったし、自分のペースを取り戻そうと、前半はキロ5:30平均という設定を思い出してペースをコントロールします。

 階段で歩いたり、エイドでの小休止でのロスタイムがあるので、走っている間は大体5:00〜5:15くらいのイメージで走り続けます。もちろん、まだ頑張る段階ではないのであくまでも楽に、最近意識している、接地を柔らかく、身体の真下より少し後ろに着く感覚で。それでも30kmが近くなってくるとだんだんと疲れを感じ始めました。特にふくらはぎがなんだかだるくて重い感じ?
 ちなみに補給ですが、ウェストポーチにアミノバイタルプロ×3、塩サプリ×3。これを20kmから10kmごとに摂取。さらにザバス・ピットインリキッド×1。これらが前半の分で、後半の分は中間点行きの荷物に入れてあります。予定通りこれらサプリ系も補給しました。またエイドではスポーツドリンクをいただきつつ14.9kmエイドではスイカもいただきました。

 そして30kmを過ぎ、また階段を上り、2つ目の橋「因島大橋」を渡り因島へ。この橋は、何というのでしょうか?いわゆる歩行者道が車道の下を通っているタイプの橋です。僕たちはもちろん歩行者道を通りますが、ここで驚愕の事実が!

 ここに来るまで忘れていましたが、僕はれっきとした高所恐怖症でした!歩道の幅しかない(普通の歩道よりはかなり広くて、たぶん幅3mくらいでしょうか?)橋は・・・メチャメチャ怖い!!

●30km  51:41(5:10/km) total 2:31:38

 まだこれからいくつ橋を越えなければならないのか?100kmもの果てしない旅に、こんな困難が待っていようとは・・・!
 今日はここまで。明日へ続く→→→

■今日の練習
休足日 0km
軽いストレッチ
今月累計 100km


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コメント
しまなみは海宝さんの主催だけあって
信号ストップや狭い橋渡ったりするのですね
だからこせ味わいある大会だと思いますが、
記録から考えるとサロマの方が断然有利
そこから考えると、未知のコースを最初から
サブ10近い記録だすなんて、改めて凄い!
続き楽しみにしてます。
タイムロスを減らすために、先の信号を見ながら、スピードを調整する、車運転中に空いている道路で、遊び半分にやることがありますが、おっしゃるようにエネルギーロスでしょうね。
高所恐怖症でしたよね、下を見ないで走ることができない位視界が開けていそうで、橋自体も揺れるませんか。
  • Baron
  • 2013/06/04 8:24 AM
30km… フルで言えばもう終盤入るのに、100kmのウルトラではここまでが序盤なんですね。
さて、どんな物語が待ち受けているのかドキドキしちゃいます(>_<)
takakiさん、ありがとうございます。
そうですね。
しまなみは競技性は高くないマラニック大会だと思います。
サロマとかも走ってみたいと思いますが、さて、いつのことやら??
  • なみのり
  • 2013/06/04 11:14 PM
Baronさん、ありがとうございます。
橋の上は、前を向くと視界が広くて怖いので、結構下を向いて走ってました。
あまり景観を楽しむモードではなかったかも??
  • なみのり
  • 2013/06/04 11:16 PM
としさん、ありがとうございます。
100kmを経験すると、フルマラソンが短く感じますね(^-^;
長いだけにいろんなことがありますね。
  • なみのり
  • 2013/06/04 11:17 PM
「しまなみもなみのりもやっぱりすげえや♪」/「しまなみ海道にもオオカミがいたよ(2)」

 さて、サッカー日本代表がブラジルワールドカップ出場を決める3日前、親善試合として組まれた「なみのりのしまなみチャレンジ」は、あの男にとってもう一つの負けられない戦いがの始まりでした。

「みなさ〜ん、まだみんな寝ておられる時間なので、大きな音や声は出さないように。ガソリンスタンドでは人間は補給をしません、ガソリンスタンドは車が休むところです。絶対にトイレは借りないでください、矢印が出ていないところは真っ直ぐです!勝手に曲がらないように、先頭が間違えると後についていくランナーはみんな間違えます。今日は愛媛県警の私服警察官が沢山皆さんを監視しています、ぜったいに信号無視をしないように、来年から大会ができなくなります。これはレースではありません、とおあしです・・・」

小さな拡声器で奮闘する海宝さんの声もむなしく1200人以上のボルテージは高まるばかり。イクシーさんと雑談をしながらも私も気持ちが高ぶります。

秘密のストレッチから帰ってきた なみのり先輩はそんな時でもまだ、「チップのセンサーがスタートラインに見当たらなかった」など、言っています。「そんなものあんな手づくりスタートに設置できるわけないでしょ、ゴール地点の計測だけですよ。」

そんな突っ込みもカウントダウンにかき消されて、2013年6月1日土曜日朝5時に福山城をスタート。

2人のスタッフが押さえているだけのスタートをくぐり、城門を抜け、石段を足早にしっかりと下ります。なかには気がはやるあまり、石段の途中から飛び降りる人も出る始末。トップはもう150mくらい先に見えます。

 そう、この道は勝手知ったる我が道、とにかく福山城から500mほど走ったところにある国道2号線を如何にロスなく渡って、約1km先の川土手にたどり着くかがポイントです。それまでに大小10か所くらいの信号があるのですが、集団にもまれてしまうと、スピードの調整が難しいため、とにかく一つかかると次から次にかかります。市街地では前の方を走りたいですし、ホストとしては、なみのり先輩にいいところも見せたいです。私的にはこりゃ速すぎる!と思いましたが、とりあえずここはなみのり先輩を引っ張ります。

しばらく行って信号待ちで並びました。私は信号待ち以外すごいペースで突っ走りました。たぶんキロ4:30くらい?なんでそんなに飛ばすのかと問われたら、それは「わたしは今回、勝負なんて考えてもいません。ただ楽しく走れれば満足です」「ヘンリーさんの後ろをくっついていければと思います。できれば11時間台くらいで走れればいいなあ」なんて、なみのり先輩が言ったからです。

露払いの仕事もまずまずうまくいきました。信号に2か所かかりましたが、想定内のロスで済みそうです。なみのり先輩の息遣いが聞こえています。イクシーさんは少し後ろでしょうか、ようやく最後の信号が見えてきました。約150mの橋を100m残したところで赤に変わるのが見えました。私はスピードを緩めてタイミングを計ります。その時、初めてなみのり先輩が私より前に出て、そのまま走って行きました。ちょうどいいタイミングで変わる信号、走り抜けるなみのり・・・その時、一度だけ足が止まった茂を気遣う宗猛のように、私を振り返ったなみのり先輩は、それっきり前を向いたまま、どんどん前に出ていきます。「あのー先輩、一緒に走る約束は・・」

キロ5:00〜5:15くらいのペースでしょうか。
オオカミが走っていきます
  • ヘンリー
  • 2013/06/05 12:11 AM
ショッピングプラザサファ福山近くの5キロのエイドでスポドリを給水した頃には、オオカミの背中すら見えなくなっていました。

だけど、慌てることはありません。これは100kmマラソンなのです。しかも、私は7回目、コースの状態から、各エイドで振る舞われる食べ物も、自販機やコンビニの位置まで頭に入っています。

コースは国道2号線の赤坂バイパス脇の歩道を中心に、福山から尾道へ一路西へ進みます。なみのり先輩は100kmの本当の恐ろしさを知ることになるでしょう。おそらく中間点過ぎのサンセットビーチあたりでお会いできるだろうと予測しつつ5分30秒を心掛けます。

 赤坂バイパスから松永道路を走るコースはトンネルを大小6つ通り抜けます。トータル2km近く、トンネルの中を走ることになるので、私は必ずマスクを用意します。「なみのり先輩はマスク使っているかなあ」このあたりは下り基調で、楽に走っていてもペースが上昇するのですが、後のことを考えて自重します。途中7km地点の信号待ちと10kmのエイドでイクシーさんと遭遇、「師匠は?まだ前ですか?」どうやら師匠とはなみのり先輩のようです。「師匠はオオカミになって走っていきました。ウルトラの洗礼を浴びて欲しいです」と答える私・・

 東大橋東詰を左折して、県道48号線へ。日本一の下駄の生産量を誇る福山市松永地区を走ります。ゲタリンピックやはきもの博物館も有名です。途中、川を渡り、のどかな川土手を南に走るとまたまた国道2号線に合流、14.9kmのエイドでうどんを食べて、グラングラン揺れて走りにくい橋を渡って、そんなこんなで、そろそろ尾道。いよいよ本番、しまなみ海道が近づいているようです。道路標識にも「しまなみ海道」の文字が見られるようになってきました。

 さて、尾道造船を左に見ながら、20キロを過ぎると、頭上の尾道大橋まで上がって、いよいよしまなみ海道最初の島・向島へ。なみのり先輩が楽しみにしていたオーシャンビューはどんな風に目に映るのでしょうか?後ろを振り返るとすぐ後ろにイクシーさんが来ていました。

 まだ頑張る段階ではないのであくまでも楽に、昨年から痛めている左足の足底筋膜炎を気遣いながら、極力蹴らない走りで、体重移動だけで走ることを意識しました。萩往還では前半に足を使いすぎたので、今回は足をセーブする作戦です。勝負は信号にかかることの少ない因島に入ってからです。すべては100kmを走りぬくために計算しつくしているはずです。ここがなみのり先輩と決定的に違うところだと自負していました。それでも30kmが近くなってくるとだんだんと疲れを感じ始めました。
 
 そして30kmを過ぎ、また階段を上り、2つ目の橋「因島大橋」を渡り因島へ。2段式になっており、上を自動車が、下を原付と自転車および歩行者が通るようになっています。1270mの橋の左右はしまなみ海道らしいパノラマが広がっています。何度見ても気持ちが上がります。また、ここに帰ってきました。「なみのり先輩も、この景色を楽しんでくれているだろうか?」そして、まだ元気かな。でも、なんだか私の方が余裕がなくなってきました。200m先を走っているランナーがどんどん小さくなっていきます。
  • ヘンリー
  • 2013/06/05 12:14 AM
オオカミさんはスルスル先に行ってしまったんですね(笑)
ヘンリーさんの展開もワクワク(^-^)/
続き頑張ってください
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●主なレース実績

○2008年12月21日(日)
第39回防府読売マラソン 3:42:00
○2013年5月4日 第23回山口100萩往還マラニック《70km》 7:45:23
○2013年6月1日
第13回しまなみ海道100kmウルトラ遠足 10:10:39
○2015年2月1日
第64回別府大分毎日マラソン 3;04:39
○2015年5月3日4日(祝)
第27回山口100萩往還マラニック《B140km》 18:51:08
○2015年12月20日
第46回防府読売マラソン 2:58:43

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