リディアード・トレーニングの記事
6月3日〜5日、日本で初めての「リディアード・コーチング承認クリニック」が東京で開催されました。
本誌の記事は、漫画家みやすのんきさんがこのクリニックに参加したレポートという形をとっています。
実はこのクリニックの講師を務められた、「リディアード財団」の橋爪伸也さんから、拙ブログで3年ほど前にリディアード・トレーニングについて書いた記事に今年になってコメントをいただき、このクリニックのご案内をいただいていました。
恥ずかしながらこの当時は橋爪さんのことをよく知らず、古い記事だったこともありコメントを返信することさえ忘れていました。でも考えてみれば、本家本元のリディアード財団からわざわざご案内をいただいていたとは、浅はかでした。もう少し拙ブログで取り上げれば良かった!さすがに東京で3日間のクリニックには参加できませんが。
リディアード式のトレーニングについて何度も書いているので、きょうはこの「クリール」の記事を簡単にまとめながら僕の私見を軽く挟むという形で書いてみたいと思います。
まずは有酸素能力向上から
これは何度も書いていることであり、今も自分自身実践していることでもあります。
またここでうれしい情報をひとつ
最大酸素摂取量などに比べ有酸素能力は頭打になるまでの期間が長い
若い人に比べてスピードはなくても、マラソンのタイムを伸ばせる説明がつきますね。
数字はひとつの目安でしかない
「週に160kmの有酸素走」などびっくりするような数字が出てきますが、これらはあくまでも目安であって、大切なのは自分の感覚であり、ストップウォッチからの解放なのだとか
走り込みは距離ではなく時間を目安に
2時間以上のジョギングで毛細血管とミトコンドリアの数がぐんと増えたという研究があるそうです。
速すぎるよりは遅すぎる方がずっと良い
記事にもありましたが、リディアードさんなんてやさしいんでしょう ←やさしいのか?
つぎに「ヒルトレーニング」について。このやり方については拙ブログに何度も書いているのでここでは省きますが、その目的と効果について
ヒルトレーニングはスピードを効率よく身につけるためのトレーニング
高いレベルの有酸素能力を開発したのちに最適で、坂道の負荷を利用してスピードを出せる脚力を養成
マラソン選手はスティープヒルランニング(坂道もも上げ走)を多めにやると良い
腸腰筋、大腿四頭筋の強化が目的
次に無酸素能力を構築する、という順序になります。
無酸素トレーニングは最も重要ではないトレーニングだ
ケーキの上のクリームみたいなもので、必要ではあるが多すぎてはいけないのだとか
距離や時間にとらわれず、無酸素状態(=酸素が足りなくてゼエゼエいう状態)に耐える身体をつくることが目的
自分でもう十分と感じたらやめてよいそうです
無酸素能力の維持にはシャープナー
50mダッシュと50mフロート(ジョグより速いスピード)を繰り返す
無酸素でもリラックスが大切
自分の身体と相談しながら、徐々に質と量を上げていくこと
最後にレースへ向けての調整について
テーパリング期の体調管理は3つの要素で
「安静時心拍数」の突然の上昇は肉体的、精神的なストレスや脱水状態を意味する
「朝一番の体重」の突然の減少は脱水症状を、突然の増加は睡眠不足
「睡眠時間」糖質代謝を遅らせる、有酸素持久力の低下などさまざまな影響
ざっとまとめると以上です。通常のトレーニングの常識とされているセオリーとかなり違っているところもあり読んだ方は驚かれるかもしれません。多くは「リディアードのランニングバイブル」に書かれている通りですが、中には書かれていない情報もあり、リディアードの理論を整理し、より実践的に解説されている点で有意義な記事だと感じました。
リデイアードのランニングバイブルはこちら
僕は今シーズンはこのやり方でとにかくやってみようと思っています。
というわけで今日も仕事のため土日ともランは完全休養。明日からまた頑張って走りこみたいと思います。
■今日のトレーニング
休足日
シューズ:
今月累計:21.3km
平均心拍数: ---bpm MAX: ---bpm
TE: ---
Peace, hope on earth.
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JUGEMテーマ:マラソン・ランニング
- 2016.07.03 Sunday
- 練習計画など
- 23:26
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- by なみのり
よく分かったような気がします。
ランに完全復帰出来たら、また読ませて頂きます。
しかし、古い記事へのコメントって、確かに気付きにくいんですよね。